ピロリ菌検査・除去について

ピロリ菌とは?

胃の粘膜に棲み、胃がんリスクを高める

胃の粘膜に棲み、胃がんリスクを高める

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)とは、胃の粘膜に棲む細菌で、これに感染することで慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍になる可能性が高まります。
そして最も注意しなければいけないのが、胃がんリスクを高めることです。
胃がんになる方の多くはピロリ菌に感染しており、ピロリ菌がいない方で胃がんになるケースは珍しいとされています。

検査・除菌治療を受けましょう

WHO (世界保健機構)でもピロリ菌と胃がんの因果関係が報告されていて、日本人のがんの中でも特に多い胃がんのリスクを高めることがわかっています。
ピロリ菌に感染しているかどうかは、内視鏡検査(胃カメラ検査)で調べることができ、陽性の場合には条件を満たすことで2回まで除菌治療が受けられます。
近年、ピロリ菌に感染している人は減少していますが、まだまだ感染している人はおりますので、きちんと検査・治療を受けることが大事です。

除菌後も定期的な胃カメラ検査を

ピロリ菌が見つかり、除菌治療を受けたからといって安心はできません。
ピロリ菌に感染したことがある方は、除菌治療を受けても胃がんのリスクはゼロにはならないのです。
除菌することでリスクを1/3程度まで抑えることができるとされていますが、依然、リスクは存在しますので、年1回など、定期的に胃カメラ検査を受けられるようにしてください。

ピロリ菌の検査・除菌

検査方法

ピロリ菌の検査方法は、内視鏡を使用するものと、使用しないものに分けられ、各方法は次の通りです。
なお、ピロリ菌の除菌治療を保険適用で受けるためには、胃カメラ検査を受ける必要があります。

内視鏡を使用する方法
  • 迅速ウレアーゼ試験
  • 鏡検法
  • 培養法
内視鏡を使用しない方法
  • 血中抗体測定
  • 尿素呼気試験
  • 便中抗原測定

除菌治療

胃カメラ検査を受けられて、次の診断を受けられた方は保険適用で除菌治療が2回まで受けられます(3回目以降は自費となります)。

保険適用となる診断内容
  • 慢性胃炎の方
  • 胃・十二指腸潰瘍があり、再発を繰り返す方
  • 胃MALTリンパ腫の方
  • 免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)の方
  • 早期胃がんの内視鏡治療を受けたことがある方
除菌方法

ピロリ菌はお薬を使って除菌することが可能で、除菌後、再度検査を行ってピロリ菌がいなくなったかどうか判定します。
除菌後も陽性だった場合には、お薬の種類を変えて再度除菌治療を行います。
条件を満たすことで2回まで治療が受けられ、多くの方が2回までに除菌に成功しています。

ピロリ菌の検査・除菌の費用

※3割負担の場合

胃カメラ・血中抗体・除菌・除菌判定8,000円程度

※1割負担の方は、上記金額の1/3が費用の目安となります

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